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株・投資信託・ETF

株か投資信託か

厳選した会社の株を購入し、その会社の業績が伸びて配当金が増え、株価も上昇すればとてもうれしいものです。 株主優待などを受ければさらに愛着も湧きます。しかし、隠れた財務リスクや不正行為の発覚、市場の変化、投機筋の動きにより 思わぬ暴落の危険性もあります。愛着が売り時の判断を誤らせる懸念もあります。また、銘柄選択や売買タイミングの決断には 大変な時間と労力を要します

投資信託は銘柄選択や売買をファンドマネージャーに手数料を支払って一任するものです(ここでの「投資信託」はETFを除く一般の株式投資信託を指すものとします)。個別株に比較して ちょっと楽しみは減りますが、手間ひまが省け、何より調査や難しい判断をプロに任せられます。しかし、それは投資対象の変動リスク のみならず、ファンドマネージャーの優劣に資産価値が左右されることを意味します。投資信託は種類も豊富で、国内株 のほか外国株・内外債権・REITなど様々なものを投資対象とし、投資スタイルも様々なので自分の志向するものを購入できます。 投資スタイルには、新興株に投資するなどリスクを採って積極的に高利回りを狙うもの、大型株をメインとし安定的な運用を目指すもの、 特定のテーマに沿った企業株に投資するものなどいろいろあります。いずれにしても、元本割れも覚悟の上での一任となります。なお、債権にしか投資できない規約となっている 公社債投資信託は税務上の取り扱いも株式投資信託とは異なります

セルフかお任せかは、それぞれの投資環境や志向によるところになりますが、下記のような場合に投資信託は有効な投資手段となります

  1. 情報収集が困難な上、ETFも無い一部新興国への投資
  2. 「水資源開発関連企業」といったテーマを限定した投資
  3. 物価連動国債など個人での購入ができない対象への投資
  4. 個別銘柄を限定しないでREITや外国債などに投資したい場合
  5. 異なる種類の投資対象(内外株式・内外債券・REIT・コモディティなど)にバランスよく同時に投資したい場合

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個別株かETFか

ETFは「Excange Traded Fund」の略で取引所に上場され、売買されるファンドという意味ですから特殊な投資信託といえます。 ETFは指数(日経225など)を構成する株をすべて購入しているファンドの分割単位を購入しているようなもので、 資産価値が指数に連動するように設計された商品です。ただ、上場されていますので、人気が出て買い優勢になれば 指標とかけ離れた高値になることもありますし、その逆もありえます

<ETFの特徴及び注意点>

  1. 個別銘柄購入に比べ、リスクが分散される
  2. 収益分配金も受け取れる
  3. 株主優待は受けられない
  4. 一般の投資信託に比べ、信託報酬は低め(同じ指数に連動するETFでも運営主体により異なる)
  5. 海外株式への投資において、情報収集困難な個別銘柄ではなく、市場全体あるいは主要銘柄にまとめて投資できる
  6. リアルタイムで取引でき、指し値なども可能なので、株式同様、キャピタルゲインを狙いやすい
  7. 金などの商品価格やREIT指数に連動するものなどもある

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変額年金保険か投資信託か

投資信託と同様に運用を一任し、その運用成果によって損益が生じるものに生命保険会社で取り扱っている変額年金保険があります

投資信託と比較してのメリット

  1. 運用益に都度課税されないため、運用上有利な面がある
  2. 掛け金が生命保険料控除の対象となる
  3. 死亡保障額や年金原資の最低保証付きのものもある
  4. 途中で投資スタイルの異なるファンドへ変更できるものもある
  5. 利回り目標を設定して、目標に達したらそのファンドを確保しておくスタイルのものある
  6. 満期時受け取りを一時金か年金かで選択できるものがある。終身年金や夫婦連生年金を選択できるものもある

投資信託と比較してのデメリット

投資信託と同様のコスト(販売手数料や信託報酬など)のほか保険関係費の負担が発生する

総じて保険関係費の分だけコストがかさみ実質利回りの足を引っ張ることとなるが、最低保証制度や 年金受け取りなど、バラエティに富んだ設計でライフプランに組み込みやすいという面ではそれなりの価値があります

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