65歳未満における介護保険料は健康保険料の一部として納めますが、65歳になると切り離され単独で徴収されます。障害年金・遺族年金も含め、年金額が年額18万円以上の場合は年金から天引きされます。 国民健康保険料のような口座振替との選択制とはなっていません。この65歳からの介護保険料は所得段階に応じて決まります。尚、この所得段階の区分及び基準額（係数が1.00の保険料額）は自治体によって異なります。 以下の一覧は2024年度の仙台市で適用される区分及び係数です。尚、第1段階〜第4段階では低所得者対策として特例的に係数が引き下げられています（下段カッコ内が本来の係数）

段階	所得基準		係数
１	生活保護受給者		0.285 （0.455）
	世帯全員が市税非課税で本人が老齢福祉年金受給
２	世帯全員が市税非課税	本人の前年の課税年金収入額（公的年金等控除前）と年金以外の「合計所得金額」の合計額が80万円以下	0.285 （0.455）
３		同上合計額が80万円超120万円以下	0.395 （0.595）
４		同上合計額が120万円超	0.685 （0.690）
５	本人は市税非課税なるも世帯に課税者がいる	同上合計額が80万円以下	0.85
６		同上合計額が80万円超	1.00
７	本人が市税課税者	本人の前年合計所得金額が125万円未満	1.10
８		同上　125万円以上200万円未満	1.25
９		同上　200万円以上300万円未満	1.50
１０		同上　300万円以上400万円未満	1.70
１１		同上　400万円以上500万円未満	1.80
１２		同上　500万円以上600万円未満	2.00
１３		同上　600万円以上700万円未満	2.10
１４		同上　700万円以上1000万円未満	2.30
１５		同上　1000万円以上1500万円未満	2.50
１６		同上　1500万円以上	2.60

• ここでの「合計所得金額」は、分離課税である株式・土地の譲渡所得・退職所得なども含めた所得（給与所得控除・公的年金等控除・退職所得控除・譲渡所得の特別控除等の「必要経費 に該当する金額」を差引き後） の合計（繰越控除前・損益通算後）で、各種所得控除（基礎控除・配偶者控除・扶養控除など）適用前の金額です
• 課税年金収入額とは老齢基礎年金・老齢厚生年金等と企業年金（確定給付・確定拠出・適格退職年金・中小企業退職金共済・小規模企業共済など）の合計です。 障害年金・遺族年金は非課税ですので含まれません