相続税の改定

2014/12/13

来月(2014年1月)から相続税が改定されます

<改定のポイント>

1.基礎控除額の引下げ

改定前:5,000万円+(1,000万円×法定相続人数)

改定後⇒3,000万円+(  600万円×法定相続人数)

2.税率改定

各法定取得額 改正前 改正後
1,000万円以下 10% 10%
3,000万円以下 15% 15%(−50万円)
5,000万円以下 20% 20%(−200万円)
1億円以下 30% 30%(−700万円)
2億円以下 40% 40%(−1,700万円)
3億円以下 45%(−2,700万円)
6億円以下 50% 50%(−4,200万円)
6億円超 55%(−7,200万円)

*税率はその間の価格帯に対する税率。()内は速算時の控除額

3.小規模宅地特例の拡充

特定居住用宅地の適用限度面積:240u(改正前)⇒330u

特定居住用宅地と特定事業用宅地がある場合の合算限度の拡充

改正前 改正後
宅地種類限度面積合計限度宅地種類限度面積合計限度
居住用240u 400u 居住用 330u 730u
事業用 400u 事業用 400u

4.未成年者控除額引上げ

20歳までの1年につき 6万円⇒10万円

5.障害者控除額引上げ

85歳までの1年につき 6万円(改正前)⇒10万円

     (特別障害者は10万円(改正前)⇒20万円)

トップページへ

基礎控除額引下げと税率アップによる増税の一方で、一部減税の要素が組み込まれています