確定拠出年金のマッチング拠出スタート

2011/08/05

このたび、年金確保支援法がやっと可決した。その主な内容は

マッチング拠出とは企業の拠出に上乗せして個人も拠出するもので、企業の拠出額を超えない範囲という制限付きで2012年1月よりスタートする。 確定拠出年金(企業型)の加入者は2009年時点で約340万人と、サラリーマン(正規従業員)の1割程度である。 恵まれた制度下にある層に対し、さらに有利な貯蓄選択肢が増えたことになる

企業拠出分は給与扱いとならず、自らの拠出分も小規模企業共済等掛金控除として所得控除される上、運用も非課税でなされるので魅力的だ (ただし口座管理手数料の負担や引出し制限といったデメリットもある)

一部とはいえ富裕層が多く、当制度が積極的に利用されるならば莫大な資金となる。その資金がどの市場に流れるかは不明だが、願わくば国内株式市場 の底上げに寄与してもらいたいものだ

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尚、確定拠出年金(企業型)の企業拠出限度額は当該企業が厚生年金基金・確定給付企業年金・適格税制企業年金のいずれかを導入しているか否かで異なる
    導入企業:25,500円  未導入企業:51,000円