2012/04/02
2009年に自動車産業の支援のため導入されたエコカー補助金は2010年9月に廃止されたが、このたび改めてスタートした。 この4月2日から受付が始まるが、対象は2011年12月20日に遡及し、以降2013年1月31日までに登録された新車となる
補助金額は普通乗用車で10万円、軽自動車で7万円、トラック・バスは重量により20〜90万円となっている。尚、上記期限内でも 予算がなくなり次第終了となるため、人気車で納期が遅れそうな場合は注意を要する。トラック等は予算枠が少なく早々に底をつく見通しとのこと
申請は登録の翌月末まで(2011年12月20日〜2012年5月末までの登録車は6月末まで)。燃費基準等は当然旧制度よりも厳しくなっているので、 対象車を販売業者によく確認して購入を検討する必要がある
自動車取得税は2012年3月末までの取得に対し、重量税は2012年4月末までの課税に対して減税措置が定められていたが、それぞれ3年間の 延長が決まった。減額割合は自動車取得税、重量税ともに、平成27年度燃費基準に対する達成度に応じて、100%免税、75%軽減、50%軽減の3種類である
すでに運用継続されている制度であるが、自動車税にも優良燃費車に対する優遇措置があるので再確認しておきたい。軽減されるのは 新車登録の翌年のみで、燃費基準達成度により50%軽減、25%軽減の2種類ある
尚、当税制においては逆に新規登録から一定以上経過した車両に対し割増で課税する 仕組みも定めている。具体的には新規登録から13年以上経過しているガソリン車、11年以上経過しているディーゼル車に対し、1割増しで負担を求めている
車の買い替えを予定している場合には注目すべき制度であるが、長く乗り続けることで結果的に年当り車両費が下がる効果を無視して、むやみに制度利用に 走ることのないようにしたい